2013年5月23日木曜日

はじめに

はじめまして。



そもそも、これを読んでいるあなたがどのような人なのかわからない。
誰に向けて書いているのかわからなくなる。


書かれるものは、読まれるもの。


それが、何かを書こうと思うときの私の基本的な方針。
だから、あなたを想像したいのだけど、どうも手が届かない。


それで、ブログランキングというのを調べて、とりあえず、「ブログ村」というところに登録してみた。
膨大なカテゴリがあったが、村民としてカテゴライズされることで、たしかに、誰に向けて何を書いているのかが、わかりやすくなりそうだと感じた。


わたしは、「うつ病」というカテゴリにこのブログを登録した。


その理由は、私がうつ病で苦しんでいるとか、うつ病を克服してその経験を誰かの希望にしたい、とか、そういうものではない。

今現在、うつ病で気分のすぐれない日々を送っている人に対して失礼だとか、そういう意見もあるかもしれないが、私は、「うつ」を≪何か≫の象徴、代表、典型だと感じ、その≪何か≫に対して敏感な人が多そうな「うつ」カテゴリで書いてみようと思った。

≪何か≫がなんなのか簡潔に説明できるか自信がないので、書いていくうちに、見えてくればいいな、と思う。



例えば、私がブログランキングという存在を知った契機というのが、海外滞在中のことだった。

タイに半年ほど滞在していたのだが、多くの長期旅行者に出会った。

世界一周中だという旅人も多く、私はそのようなことをする人たちにはじめて出会った。

世界をめぐる彼ら彼女らの中には、ブログ村の世界一周というカテゴリに参加している人も多かった。


私とブログランキングとの出会いなどはどうでもよくて、興味深かったのは、知り合った旅人の多くが≪何か≫を感じさせる人たちだった、ということだ。



乱暴に言ってしまうなら、うつ病の人と旅人は似ている。

「うつ」と「旅」に共通するものがある、ということ。


私の解釈の上では、という但し書きが必要になるが。



私はタイ滞在中、旅ブログをつけようかと思った。仲良くなった旅人と互いの旅やそこで感じたことを共有しあうために。


日本で旅に出られない人が、旅をした気分になれるように、というコンセプトでブログをつける人もいる。

私は、それは無理ではなかろうかと思った。

強引に言うならこうだ。


「この世には二種類の人間がいる。旅に出る者とそうでない者。そして両者はわかりあうことができない」


なぜそう思うか、長くなりそうなので、いずれ書きたい。

ただ、それが、半年日本を離れて、帰国したときの強い実感だった。



一方で、旅をする人とそうでない人、という分類に無理があることもわかった。あたりまえか。



旅人の中にも≪何か≫を感じさせない人もいたし、旅に出ない人の中にも≪何か≫を強く感じさせる人がいる。



ただし、≪何か≫を感じさせる人は、どこかで代償を払っているようなところがあったり、闇を感じさせたり、心に獣を飼っていたり、そういうところがあるように思われた。

その典型の一つが、うつだった。


だから私は、とりあえず、このブログの読者の姿を思い浮かべるとき、うつ病の人、うつうつとしている人を想像することにした。

≪何か≫を感じさせるからだ。



もっと広く想像するなら、≪何か≫を感じさせるあなたは、犯罪者かもしれないし、何かからの逃亡者かもしれないし、芸術家かもしれないし、一見平凡なサラリーマンかもしれない。


そういう人に読まれたいと思って書く。





ところで、私自身はどうなのかと言えば、どうなのだろうか。




自分語り、という行為には、恥ずかしさがあるが、私が何かを発信することで、読んだ人が、自己顕示をうながされて、コミュニケーションになるかもしれないので、次の記事では、そういうことを書いてみようと思います。



では、また。









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